Notebook

2024年3月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

novelsにとらふゆをupしました。きのうくるっぷとXに上げたものです。
絵文字をいつもありがとうございます! とてもうれしい 🐾
9軸ふゆとら の りんかく
※小説でもssでもない、「文」、テクストです。

ふゆとらは煙をつかむようでした。



 アンタはかつて愛されてたしこれからもずっと愛されてる、って、アンタにいくら言っても無駄なんだろうな。アンタのそういう無神経で無自覚なところが心底ムカつく。
 雨がざんざんふって空気がつめたくて厚手のタオルケットにくるまってもあたたまらなくてぜんぜん眠れない夜に、となりでのんきに寝息を立ててるアンタの顔を見ると腹が立った。これはオレが勝手に腹立てているだけでアンタはべつに悪くはないのだけど、アンタが寒くないように一枚しかない掛け布団の3分の2をアンタにかけてやってる、オレの気持ちにちっとも気づかない。
 気遣ってるとか優しくしているとかこれは愛情だとか、そんな重たいものを押しつけるつもりはなかった。でもアンタを見てるとオレはじぶんの中にあるさみしさにうっかり気づいてしまって、やりきれなくてとてもかなしい。そんなこと少しも知らないんだろうアンタは。オレがアンタをどんだけたいせつに思っているか、ちゃんと愛しているか、知らないんだろう。どこまでもあまのじゃくで意地悪なアンタは。
 愛してるだなんてどの口が言うんだっておもうから言わない、でもとても、アンタはオレのたいせつな人だと、アンタにほんの少しでも気づいてもらえればなにかが報われる気がする。
 アンタとまた出会えてアンタの側にいられて幸いだった。オレが死んだら泣いてくれるのはアンタだけだと思うしアンタが死んで泣くのもオレだけだから、きっと。
 背中に額を押しつけると心臓の音がした。とくとくと酸素を体に供給する気配はそのまま、アンタの生きてる証で、アンタを傷つけたら皮ふの破れめから血がいっぱい出るんだよなあなんてことを思う。
 夜は深くて寒くて部屋じゅうに雨音が響いていて、オレはずっと眠れない状態でアンタの背中ごしにぬるい体温を感じてる。
 ほんとうはオレだってアンタに愛されたいんだと、朝が来たってオレは絶対にいえない。

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#ふゆとら

2024年2月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

くるっぷに書いていた(ばじ)とらふゆについてのいろいろを転記しておきます。
※長いため畳みます。



欲をいえば10月のスパークに参加したいというかその頭でいて、年始くらいからそういうことを考えていました。きのう書いたものと、今書きたいと思ってる短篇をふたつ?くらい入れたうすめのとらふゆ(ふゆとらもあるかもしれない)本を出したい。原稿されているかたやご本を鋭意制作されているかたをひっそり応援していると自然とわたしも‥わたしも‥という気持ちになるのでありがたいです。みなさんどうかお体に気をつけてくださいね応援していますこころから。
私事ですけど春にお引越しで関東に出るので、東京、いつでも行かれるのでは? やった〜 サークル参加するしないはべつとしてどこかでイベントの空気すいに行きたいです。
2024年2月28日



「ぜんぶあげる」についての備忘録。

書いた後になにを言っても蛇足になるとは思いつつ、もっといろいろつめたかったんだけど、言葉が足りなさすぎてもどかしい、あと体力がほんとうになくて引きました。


このおはなしの中で千冬は一虎を愛したいとおもっているし傷つけたいとは思っていない、どこにも傷のついていない彼が不思議だというだけで。たぶん彼の頭のどこの部分にも、千冬は一虎をオレ色に染めたいみたいな気持ちは抱いていないのじゃないでしょうか(少なくともわたしの書くものに限っては、そう)(どんなかたちでもいいんですけど)(オレ色に染めたい千冬もすごくすきです、逆もまた)
一虎が死にたいと思ってたって事実を千冬には否定してほしくなかったのだった。偽の傷でもなんでもいいからつけて、傷ついたってオレに見せて。って伝えるのが千冬には似合ってるのかな。それが千冬のせいいっぱいな気がする。うまくいえないね。

ふたりにとっての「いちばん欲しい」が場地さんなのつらいなって書きながらあらためて思いました。一虎にとって想われてた人で千冬にとっては想ってた人。場地さんは誰よりも優しいからオレにはオマエ/アンタを満たせない。一生。などと考えては悶々としたりしてました。こういうのが正しいのかわからず、でもわたしにはそういうふうに解釈されてしまった。そんなつもりじゃなかったらごめん。

22軸を考えたときに、いっしょにいるふたりの(表面上では)平穏な生活の中でふとかげのさすシーンっていっぱいあって、そのたび、でも取り繕ったりはしないでくらすんだろうなと思います。こぼれたミルクに泣かないでって互いに寄り添うのとも違う、だって傷舐めあうための関係なんて望んでないでしょう、事実が覆らないのと場地さんがいないことがずっと同じ線上にあってそれを見つめていてほしい。無謀でしょうか。

なにを言っているんですか? わたしは。って感じになってきたな。もうちょっとつめたかったなってやっぱりすこし反省してる。もうちょっとなにかできたはず。また書こうね。

savage云々は金原ひとみ著『蛇にピアス』より。
2024年2月27日



いつか書くつもりでいる。とらふゆ。いまは頭が疲れすぎていてだめです。
原文ママ

死ぬなよってドラケンに釘を刺されても一虎はしばらくずっと死にたがるだろうな、それだけのよわさは持ち合わせてるとおもう。心からゆるされたいと願ってる。ゆるされかたがわからないから死ぬしか選択肢がなくて、年少出たとして行く宛もないし。千冬に行く宛ないんならうちきてもいっすよとか言われて、たぶんコイツに殺されんだろうと思いつつそれを期待してる。「アンタばっかそうやって、不幸になってずるいっすよ。逃げんなよ、バカやろう」
2024年2月25日



虎と冬にかんしてはほんとうに左右がない、便宜上cpとして書く上でそのように表記していても( )がつく、だいたい。元々左右の概念が希薄なんです。とらふゆでもふゆとらでもどっちでもいい、わたしにとり、いぬぴとココにかんしてもそうなんだけど。
2024年2月25日



いままでどちらかといえば千冬寄りの千冬目線で場地さんの喪失を考えていた(ところがおおいにある)のだけど、血ハロとSTAY GOLDを読み返していたら一虎寄りの一虎目線でそれを書きたいと思うようになりました。一虎が場地にちゃんと想われていたこと、それに無自覚だった彼のこころもよう、っていうんですか、その部分をなんとかして、なんとかしてもっと。
場地さんにおもわれてたことも知らないで、アンタは、っていう千冬の一虎への怒りがそこにあってほしい、たんじゅんに一虎のために場地さんはしんだってこと以上に。(しんだってのは、直接的物理的な行為のもとで、って意味、で)
よい作品は、ほんとうによいですね。すきだなあってしんからおもう。すきだなあっておもう作品がたぶんいちばんつよいのだろうし、わたしもいつかそんな作品をつくりたい。
2024年2月25日



川上弘美さんの「おめでとう」があんまりよくっておふとんで泣いた。西暦三千年一月一日にはちふゆとかず虎とばじで「ぎゅっとすると、あたたかい」思いをしていてほしい。不幸を書くのはなんぼでもできるので。幸せになったって いいんだ。ならなくてもいいけど。そうつごうよくは、いきませんけど。むつかしいほうのしあわせを ちゃんと書けたらいいな。救済とまではいかなくとも。そんで忘れないでいようとあなたが言ってほしい。今のことを。今までのことを。
きょうは雪が積もっていてねこの日でうれしい。






寒いです。こんにちは。あなたに会えました。あなたに会うのがすきです。あなたと喋るのが好きです。――『おめでとう』「おめでとう」川上弘美(文春文庫)
2024年2月22日


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#とらふゆ
novelsにとらふゆを一つ上げました。pixivに置いていたものの再掲です。
2月は怒涛のとらふゆ月間でした。いっぱい考えごとができてとても楽しかった。ありがとうございました。

それから ..more のページにprofileページを繋げました。各種SNSへもこちらから飛べます。ご興味あるかたはご覧になってみてください。

waveboxに絵文字をありがとうございます‥!
少年院ウシジマくん第1集をよみました。ようやく。ほんとうにようやく。
丑嶋馨さん、うつくしい姿であり続けてくれて、とてもとてもうれしかった。そのように描いてくださった先生方に感謝しかないです。ありがとうございました。ありがとうございました。
発行されてだいぶ経ってるしネタバレもなにもないんですけど(あとたいしてネタバレしてなかった)あいかわらずわたしのあたまがちょっとおかしい、ので、畳みます、念のため。



丑嶋馨さんが原作から寸分の狂いなく一ミリもぶれずにただただうつくしくて涙がたくさん出た。涙が出たなんて書くと嘘だろとか思われるかもだけどこれはほんとうに。ほんとうです。ほんとうに泣けてしようがなかった。丑嶋馨さんがそもそもわたしの、理想とする人間像そのものなんです。生き様はあのようでありたいとずっと思っているんです、真っすぐでぶれなくて、生まれてきたことをその環境を憎まず恨まず誰よりもつよくあろうとするあの人がわたしにはほんとうにまぶしくてうつくしい。
うつくしいいきものだなとおもう。しんから思う。
柄崎さんが丑嶋さんのことを想いすぎていてとんでもなくうれしかったです。竹本が出てきた(いや当然なんだけど)のも熱かった。わたしはなんでもっと早く気づかなかったのか、手に取らなかったのか、ばかなのか?
わたし柄崎さんの丑嶋さんへの想いがうつろうていくさまがほんとうにすき。最終的に丑嶋さんを「社長」って呼ぶようになるまでの柄崎さんの心のゆらめき。でも竹本はずっと丑嶋さんのことカオルちゃん呼びだし対等な関係を保っていてそれもよいです。
十代のあのころの不安定さ、見ていてとてもつらいんだけどあの時期にしか出せない痛々しさ、って、どうしてもあって、わたしはそういうのに、ほんとうに弱いんで、2集をこれから読むのがとても怖くてたのしみです。

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#少年院ウシジマくん
waveboxにたくさんの絵文字をありがとうございます〜! とてもとてもうれしいです、励みになります。

pixivにあんまりしあわせじゃないとらふゆをあげました。のちほどサイトにも再掲します。
かんぜんにSNS迷いごになっています。もうなにがなにやら〜ってかんじですが、ここ(サイト)がホームであることは変わりないし、いろいろ思い煩っていないでしゅくしゅくと原稿しなさいってはなしです。はい。
付箋にめもを書くみたいな場所としてブルースカイをやっています。ぽつぽつ呟いたり、呟かなかったり。見たり見なかったり。
二次創作の話はあまりしないかもしれない。するかもしれない。わからない。そんなような場所です。Bluesky@oopsoup.bsky.social